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世界で生産が拡大する“穀物”としてのとうもろこし
私たちに馴染みのあるとうもろこしはスイートコーン(甘味種)と呼ばれる“野菜”として食べるもので、とうもろこしの1%にも満たない生産量です。世界で生産されているとうもろこしのほとんどがデントコーン(馬歯種)と呼ばれる“穀物”としてのとうもろこしで、年々生産量が拡大しています。この“穀物”としてのとうもろこしについて、お伝えさせていただければと思います。 とうもろこしの種類 まずは簡単に、とうもろこしの種類をご紹介させてください。 デントコーン(馬歯種) 粒の外側は硬く中の方は柔らかいため、粒が成熟するにつれて中の柔らかい部分が収縮してくぼみ(デント)ができることから名づけられた、主に澱粉(コーンスターチ)、家畜の飼料、バイオエタノール等の原料として利用されています。とうもろこし生産のほとんどを、このデントコーンが占めています。 フリントコーン(硬粒種) 粒全体が硬い澱粉の層で囲われており、その硬さが火打石(フリント)のようだということで名づけられた、主に家畜の飼料、澱粉(コーンスターチ)、粉に挽いて食用として利用されています。 スイートコーン(甘味
秋山 智美
2 日前読了時間: 4分
古代中米から始まるとうもろこしの歴史
開催まで1ヶ月ほどとなった、今年の「コーン期 夏の風物詩 ー野祭ー」。開催に向けて、今週から何度かに渡り、とうもろこしにまつわるブログをお届けできればと思っています。 初回のとなる今回は、古代マヤ文明やアステカ文明などでは農耕の神様として崇められていた、とうもろこしの歴史を紐解いてみたいと思います。 メキシコ マヤ文明の古代都市カラクルムに残る壁画の一部 (とうもろこしの蒸し物やお粥など、とうもとこしを使った料理も描かれていると言われています) 古代マヤの神話では、人間を創造したとも言われるとうもろこし とうもろこしは、中央アメリカに分布しているテオシントという小さな実を10粒ほどつけるイネ科の雑草が原種と言われており、長い年月をかけて人間が種を選抜しながら栽培を積み重ねることで、大きな実をつける現在のとうもろこしへと姿を変えていきました。 テオシント(筑波実験植物園HPより引用) そんなとうもとこし発祥の地、中米の古代マヤ文明の神話では、神がとうもろこしを砕いた粉で人間を創造したと言われており、とうもろこしが極めて重要な作物だったということが想
秋山 智美
7月5日読了時間: 3分
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