コーン期臨時総会 開催レポート
- 秋山 智美
- 2023年8月16日
- 読了時間: 8分
更新日:2024年9月21日
一昨日2023年8月14日(月)、無事コーン期臨時総会を執り行うことができました🌽
台風7号の動きを見ながらの開催となりましたが影響はほとんど無く、標高1,000mということを実感するとても気持ちの良い風を時折感じながらの開催となりました。台風の影響を受けている地区の皆様は、引き続きどうぞお気をつけてお過ごしください。

今回は、ゴルゴさんご夫婦、カブさん、ケールさん、カブさん&ケールさんの知人ご家族にご参加いただき、ゴボウさんに命名いただいた、コーン期臨時総会当日の様子をお届けさせていただきます😊
開催の背景・趣旨☝🏻
カブ主総会のきっかけとなった、のらくら農場の萩原さんからの以下の言葉があるのですが、実はこの時に「この野菜はこの時期」というリストをおもむろに作って手渡していただいていました。この野菜は感動をお届けできるはず、お届けしたい、そんなメッセージが詰まったリストだと認識しています。
野菜には、1年間を通して「ちょうどこの○日間!」みたいなタイミングがあるんです。
その中からまずは「カブ」をカブ主総会(詳細はこちら)にて体感いただいたのですが、開催後に参加いただいた方からこんな言葉をいただきました。
やっぱり収穫してその場で食べたカブは別格でした。あの味は、あの場でしか味わえない、カブ主総会に参加した最大の特典です!
改めて、生活者ができうる“極限の野菜との出会い方”を追求した場の価値を感じさせていただく言葉でした。
と同時に、萩原さんから感動をお届けしたいという気持ちの込められたリストを受け取ったにも関わらず、カブだけに留めておくのはもったいない、もはや罪深いとも感じさせてもらう言葉でした。そこでカブに続き、今回は“極限の「とうもろこし(コーン)」との出会い方”としてコーン期臨時総会を開催することにいたしました。
当日のスケジュール📆
当日は8:45にのらくら農場さん(長野県佐久穂町)の最寄り駅に集合し、13:00頃の解散まで、様々なカタチでとうもとこしと向き合いながら過ごしました。
最寄り駅に集合し、車でとうもろこし畑へ移動
とうもろこし畑でとうもろこしを収穫
捥ぎたてのとうもろこしを、畑の脇で堪能
森の時間に移動し、とうもろこしを堪能
とうもろこしの芯、皮、ひげなどを使ってユニコーンを制作
のらくら農場代表の萩原さんにお話しを伺う
収穫したとうもろこし、制作したユニコーンをお土産に解散
当日の様子🌽
例年、出荷できるのは3週間ほどというとうもろこしですが、今年はのらくら農場さんのある佐久穂町でも気温が高く熟れるスピードが速かったため、例年以上に食べられる期間が短くなる見込み。そんな貴重なとうもろこしに向き合ってきた様子を、お届けさせてください。
1.最寄り駅に集合し、車でとうもろこし畑へ移動
のらくら農場さんの畑は大きく3エリアに分かれており、一番遠い畑までは4㎞近い道のりを車で移動する必要があります🛻今シーズンとうもろこしを作っている畑は、その中でも一番遠いエリアにある「メキシコ(※)」と名付けられた畑。
※何枚もの畑を区別するため、のらくら農場さんではそれぞれの畑に国名を付けています。広大な赤い土が広がる“オーストラリア”、日陰になる時間帯が長く春の雪解けが遅い“アラスカ”など。とうもろこしを作っている“メキシコ”は、山から少し離れていて日当たりは良いものの、猟銃や水害などのリスクもあり少し治安の悪い畑ということで名づけられたとのこと。
駅から15分ほどかけて畑に到着し、早速収穫に向かいます。

2.とうもろこし畑でとうもろこしを収穫
大人が埋もれてしまうほどのとうもろこしを、折ってしまわないように慎重にかき分けながら、雌しべであるヒゲがしっかり茶色くなり、実がしっかり太っているものを探します。
手でとうもろこしの実を持って下に力を加えて折るのですが、この時の手に伝わるシャキッという感覚と音がたまりません😆
収穫直後の皆さんの素敵な笑顔😊
もしかすると、とうもろこし畑の写真がイメージと違うと感じた方もいらっしゃるかもしれません。それは恐らく「穂」が無いのが原因ではないかと思います🤔 雄しべである穂にアワノメイガという蛾が卵を産み付け、孵化した幼虫が実を食べてしまうことを防ぐため、のらくら農場では受粉が済んだ頃を見計らって穂をハサミでカットしています。そのため、収穫をするタイミングでは写真のように、穂が無い状態になっています。 また、1本のとうもろこしから収穫できる実は基本的に1本のため、後から収穫に入った際に収穫済みのものが分かるように、収穫後はバッサリとカットしてしまいます。最後の写真は、カットしたとうもろこしの茎と葉をユニコーンづくりに使おうと意気込むカブさん🦄
3.捥ぎたてのとうもろこしを、畑の脇で堪能
収穫後は、捥ぎたてのとうもろこしの皮を剥いて、生のままかぶりつきます。
初めて体験する味に、一口目は味覚と脳が上手く繋がらず一瞬無言の時間が流れた後、全員がしっくりきた例えが果物の“梨”。ジューシでシャキシャキとした食感に、しっかりとした甘さ。当初は一口食べて、残りは「蒸し」「焼き」など火を通して食べる予定だったのですが、あまりの美味しさにどんどん食べ進めてしまいました😅
4.森の時間に移動し、とうもろこしを堪能
生のままのとうもろこしを堪能した後は、森の時間に向かいます。のらくら農場さんと目と鼻の先にある森の時間は、オーナーが何年にも渡って通いながら作り上げた山小屋です。のらくら農場さんがこの場所に拠点を構える前から作り始め、のらくら農場さんをずっと見守り続けている場所でもあります🏕️

まずはシンプルに味わえるよう、「蒸し」「焼き」で、最後はスープでいただきました。
生の時のシャキシャキとした歯ごたえから、蒸すことでプリっとした食感に変わり、極上の蒸しとうもろこし、焼きとうもろこしに。塩や醤油をつけても、塩味に負けない甘味があるのが印象的でした。
スープはとうもろこしの芯でしっかり出汁を取り、贅沢なほど粒を入れ、味付けは塩のみ。コンソメなどの味付が無くても旨味がしっかり効いた満足感たっぷりのスープに、ゴルゴさんが仕上げてくれました🧂

5.とうもろこしの芯、皮、ひげなどを使ってユニコーンを制作
そして、予想以上に盛り上がったのがユニコーン制作。とうもろこしの芯、皮、ひげなどを使って、思い思いの精霊馬(※)ならぬユニコーンを作りました🦄
※一般的に精霊馬は、ご先祖様の霊をお迎えする時は早く走る馬に(キュウリ)、帰りはゆっくり走る牛に(ナス)乗っていただくという意味が込められていると言われていますが、地域によっては逆のこともあるそうです。また、キュウリ、ナスはお盆の時期に収穫できる野菜を使い始めたのが起源のようなので、ユニコーンも強ち間違いではなさそうです🤔
足を炙って模様を付けたり、三つ編みをしたり…、それぞれ個性的なユニコーンが完成しました。

6.のらくら農場代表の萩原さんにお話しを伺う
イベントの終盤、のらくら農場さんへご挨拶へ。お昼休みの中、萩原さんがとうもろこしの現状を教えて下さいました。

とうもろこしは以下のような理由から、一般的に流通している価格で販売をしてしまうと赤字となってしまう作物。
1本収穫をするのに使う畑の面積が広い(1本のとうもろこしから収穫できる実は基本的に1本)
必要な肥料の量が多い(そもそも多いことに加え味にこだわると更に多く必要、更に肥料代はここ2~3年で2倍ほどに上昇)
農薬を使わずに栽培するには手間がかかる(虫に食べられないようにタイミングを見計らって2回に分けて穂をカットする、雑草を刈るなど)
鹿やハクビシンなど熟れた実を食べる動物が多く存在する(せっかく美味しいとうもろこしが出来ても、動物に食べられてしまうことも)
一方で、とうもろこしをとても楽しみにして下さっているお客様も多いため、現在は個人のお客様にのみ販売をしているとのことでした。とうもろこし単体で考えたら成り立たない中、“喜んでいただくため”という思いでここまで美味しいとうもろこしを作ってくださっているのだなという事を、改めてひしひしと感じる時間でした。
とうもろこしのお話のみならず、急遽ご厚意でトマトを作っているハウスをご案内いただくなど、とても貴重な時間を過ごさせていただきました。
7.収穫したとうもろこし、制作したユニコーンをお土産に解散
萩原さんに改めてご挨拶をし、収穫をしたとうもろこし、作ったユニコーンをお土産に解散です。
恐らく持ち帰ったとうもろこしは、昨日、今日あたりで食べていただき、現地で食べたものとの違いがあるのかどうか、ある場合どのような違いなのかを、感じていただいているのではないかと思います。また食べられた方の声を伺えましたら、改めて皆さんにシェアできればと思います😊
今回、“極限の「とうもろこし(コーン)」との出会い方”としてコーン期臨時総会を開催させていただきましたが、とにかく美味しいとうもろこしの味、畑での気持ち良さ、創作の楽しさなどは勿論のこと、様々な人の思いが詰まった食べ物の儚さと価値を感じさせてもらう会となりました。
様々なリスクや苦労を乗り越えて出来上がったとうもろこしも、食べると無くなってしまうという儚さを持つ一方で、それがしっかり自分自身の体になることに加え、食べるまでのことを知ったり体感したりすることで、体になるだけではない価値を生むものになるということを、改めて感じています。このような価値を今回の場だけではなく、保けん野菜全体としてしっかりお届けできるように、引き続きサービスを磨いていきたいと思います。

















































