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雨氷(うひょう)の様子

  • 執筆者の写真: 秋山 智美
    秋山 智美
  • 2024年2月24日
  • 読了時間: 3分

一昨日2/22(木)、のらくら農場さんのある佐久穂町を含む長野県の一部のエリアで“雨氷(うひょう)”が観測され、幻想的な景色に包まれました。写真では収められなかったのですが…、この氷で覆われた樹木が街灯に照らされる様子は、天然のイルミネーションのようで、とても幻想的な光景でした。本日はのらくら農場さんの畑や周辺の、雨氷の様子をお届けさせてください⛄

雨氷とは

雨氷とは、0℃以下でも凍っていない状態(過冷却状態)の雨が、樹木や電線などの地表の物体に付着することがきっかけとなり凍り、その物体が透明な氷で覆われる現象です。日本の中では比較的多く発生するという長野県でも、観測は10年に一度程度という、珍しい現象のようです。


雨氷のできるメカニズム

通常、大気の温度は地表から上空に行くほど下がりますが、上空に暖かい空気の層が入り込むことがあります。地表面が氷点下、上空に入り込んだ空気の層が0℃以上となった場合、雨が地表付近の冷たい空気で冷やされて0℃以下でも凍らない過冷却と呼ばれる状態となることがあります。この過冷却状態の雨は、衝撃などの物理的なエネルギーで一気に凍るという性質を持っており、樹木や電線など、雨滴が降った場所で凍るため、あらゆるものが氷で覆われていきます。


雨氷の重さ

景色としてはとても美しい雨氷なのですが、氷で覆われた樹木などへの負担はとても大きく、倒木などの被害が多く発生します。氷の厚さが3mm程度でも、枝の重量の5~7倍の氷が付着しています。

枝重量と雨氷重量の関係(長野県林業総合センターミニ技術情報No.43より)

のらくら農場さんの畑、周辺の様子

この季節、のらくら農場さんの畑で栽培されているのは、ビニールハウスを除くと「玉ねぎ」「冬菜」の2つのみです。雨氷の翌日は雪となり、少し溶けた雨氷の上に雪が積もっています。

玉ねぎ

昨年の秋に植えた玉ねぎは厳しい寒さの中で冬を越し、今年の夏に収穫予定です。1年近く畑でじっくりと育った玉ねぎは、のらくら農場では料理の「出汁」として使っています。


冬菜

春に花を咲かせるためにぐっと伸びてくる茎(トウ立ち/抽台などと呼びます)を食べる菜花です。この雪の下に葉物野菜が植わっていて、しっかりと生きているとは少し信じ難いのですが、寒さに当たり赤いアントシアニンを生成して身を守りながら、しっかりと暖かくなった時に花を咲かせる準備をしています。


畑の周辺もいつもとは少し違う、太陽の光で雨氷がキラキラと輝く景色に包まれています。これから雪が溶けてきたら、春からお届けする野菜の栽培に向けての土づくりが始まります。

2月末を以て、一度、のらくら農場さんの野菜のお届けは少しお休みとなり、春野菜の収穫が始まる5月後半からの再開を予定しています。また春にお届けが再開するまで、楽しみにお待ちいただければ幸いです。

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