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畑での特別な体験を。

野菜が一番おいしいタイミングを狙って畑を訪ねたり、特別に開放いただいた畑で思いきり遊んだり。農家さんと一緒につくる、いま、ここでしかできない体験を、大人もこどもも、心ゆくまで楽しんでいただけたらと思います。

体験づくりで大切にしていること

いま、この畑だからこその時間を

化学農薬を使わずさまざまな野菜が育つ豊かな畑に、農家さんの思いが重なるから、思いきり遊べる。1年のうち、わずかな期間しか採れない、農家さんの思いの詰まったとうもろこしだから、一番おいしいタイミングを逃さずに集まる。その時、その場所でしか味わえない楽しみを、農家さんと一緒に考え、つくっています。

いつもの食卓と畑がつながる

訪れるのは、いつも食卓に届いている野菜が育つ畑です。どんな土で、どんな景色の中で、どんな人が、どんな思いで育てているのか。普段は箱の中でしか出会わない野菜の向こう側に触れる時間となります。
畑でカラフルな人参を丸かじりした子が、保育園では自分のグループに「きいろにんじん」という名前をつけたり、小学生になった今でもお弁当に生の人参スティックをリクエストしたり、というエピソードも。
ここでの体験がいつもの食卓につながっていく、そんな場になればと考えています。

楽しいを大切に、楽しいで終わらない

まずは思いきり楽しんでいただくことを大切にした上で、楽しさの中に、少しだけ考えるきっかけを込めています。
さまざまなコンテンツが溢れる現代において、自分の感覚に素直に耳を傾け自ら楽しさを生み出すこと、おいしい野菜の裏にある課題や未来、災害時の食など…。すぐに目の前の何かを変えるものではないかもしれませんが、頭の片隅に置いておくことで、いつかの変化につながればうれしいです。

こうした思いを込めて毎年開催している、代表的なイベントをご紹介します。このほかにも、季節ごとにさまざまな体験の場をご用意しています。

農園地

例年12月頃│ないとう農園さん(埼玉県伊奈町)

この農園地には、遊園地のような遊び方が決まったアトラクションはありません。あるのは、農地というフィールドと、参加いただく皆さんの自由な感性です。農園地MAPを片手に、普段の暮らしの中では誰かに迷惑かもしれない…、怒られてしまうかもしれない…、ちょっと恥ずかしい…、など、何らかの理由で蓋をされてしまっている感性、気づいていない感覚を解き放ち、大人もこどもも自由に遊ぶ、そんな時間を過ごしていただきたいと考えています。

畑で自由に遊べるのは、化学農薬を使わず、1枚の畑でさまざまな野菜を育てている、ないとう農園さんの畑だからこそ。農家さんにとって大切な畑を、遊びの場として開いてくださる背景には、内藤さんのこんな思いがあります。

​「どんなものもなんでも美味しく食べられるたくましい感受性を

 うちの野菜を通して育てていけたらどんなにいいだろうか」​

コーン期 夏の風物詩 -野祭(やさい)-

例年8月頃│のらくら農場さん(長野県佐久穂町)

1年のうち、わずか2週間ほどしか収穫できない、のらくら農場さんのとうもろこし。一番甘いと言われる朝のうちに畑に集まり、葉をかき分けながら収穫をし、フルーツのように甘くみずみずしいとうもろこしを、生をはじめさまざまなかたちで味わい尽くします。
実はとうもろこしは、1株から採れる実が基本的に1本と収穫量が少ないうえ、肥料代の高騰や、虫や動物による食害、猛暑への対応などが重なり、単体では赤字になってしまう作物。それでも「毎年楽しみにしてくださる方に喜んでもらいたい」「とびきり美味しいとうもろこしを作りたい」という思いから、のらくら農場さんは栽培を続けられています。
そんな思いの詰まったとうもろこしを味わう贅沢な時間を、これからも積み重ねていきたい、夏の風物詩として毎年恒例で参加いただける場にしていきたい、そんな背景で「コーン期 夏の風物詩 ー野祭(やさい)ー」を開催しています。

カブ主総会

例年6月頃│のらくら農場さんのカブ

​「野菜には、1年を通して“ちょうどこの○日間”が一番美味しいというタイミングがあるんです」

のらくら農場の萩原さんから伺ったこの言葉が、カブ主総会のきっかけです。そんな“究極のカブ”に出会うため、カブが一番おいしいタイミングを見計らって畑に出向き、採れたてをその場で味わう集まりとして始まりました。
実は萩原さんご自身、農家になるまではおいしいという印象がなかったというカブ。少し控えめな存在ですが、栽培を重ねる中で「もっと市民権を得てもいいのでは」と感じている野菜の筆頭とのこと。
直近の開催では災害で配送が滞った状況を想定し、収穫したカブをご自宅までお届けしながら、いざという時にも野菜を届られるかを、皆さんと一緒に確かめる機会となりました。さまざまにかたちを変えながら、その年一番のカブとの出会いを楽しむ場として続けています。

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