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身の周りに溢れている「とうもろこし」

  • 執筆者の写真: 秋山 智美
    秋山 智美
  • 2023年7月15日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年8月2日

ないとう農園(埼玉県伊奈町)さんでは、6月中旬から出荷が始まり今週で終了、のらくら農場(長野県佐久穂町)さんでは8月中旬の3週間ほどが出荷できる期間という、1年でも収穫できる時期がとても短いとうもろこし🌽


そんな季節の野菜ということもあり、日常的にとうもろこしをたくさん食べている方はあまりいらっしゃらないかもしれません。しかし世界の生産量No1の農産物でもあり、とうもろこし価格の変動についてのニュースを目にする機会もあるのではないかと思います。


普段の生活ではそこまで馴染深くは無いものの、実は身の回りに溢れている、そして来月には臨時総会を控えている「とうもろこし」について、今回はお伝えできればと思います😊

穀類か?野菜か?

「とうもろこし」と聞いて最初にイメージするのは、冒頭に記載させていただいたような季節ものの野菜として食べるものではないかと思います。これは未成熟の種子を食べる「スイートコーン」と言い、穀類としてのとうもろこしとは区別をして野菜に分類をされています。枝豆は野菜、大豆は穀類、というのと同じです🤔


日本でのとうもろこしの生産はスイートコーンがメインですが、世界ではスイートコーンは穀類としてのとうもろこしの1%にも満たない生産量です。



農産物の生産量 世界Top5

世界の農産物生産量Top5は以下の通りです。もしかすると、普段食べているものから想像するランキングとは、少しズレがある方も多いのではないかと思います。

  1. とうもろこし(約12.0億t)

  2. 小麦(約7.8億t)

  3. 米(約7.5億t)

  4. じゃがいも(約3.7億t)

  5. 大豆(約3.6億t)

主食として食べる人口が多い小麦や米に比べ、とうもろこしを主食としているのは中南米やアフリカの一部の地域など、人数も限られています。それでも、とうもろこしが圧倒的な生産量を誇るのは、その多様な用途が影響しています。



とうもろこしの用途

主なとうもろこしの用途は、以下の通りです。普段「とうもろこし」として食べている量は多くないのですが、肉や加工品を食べることで、実は間接的に多くのとうもろこしを食べているということが分かるのではないかと思います。

このような間接的に摂取している量を換算すると、人間の体の半分はとうもろこしで出来ているのではないか?という説もあるほどです。(大元の情報源を見つけられなかったのですが、アメリカなど肉の消費量が多い国においては、あながち間違っていない計算なのかもしれません。)


<家畜などの飼料(約63%)>

圧倒的に多いのが、この家畜の飼料としての利用です。日本はとうもろこしの世界No1の輸入国ですが、その多くが飼料として使われます。最近では輸入飼料の高騰から、国内でも飼料用のとうもろこしを作る動きが増えてきています。


<食用・その他加工(約23%)>

でんぷんを抽出して、コーンスターチなどに加工をします。抽出したでんぷんは食品のみならず、様々な用途で利用されています。ほんの一部ですが、身近で使われているものをあげてみました。

  • 甘味料:ぶどう糖果糖液糖、水あめなどの、甘味をプラスする材料として

  • 増粘剤、安定剤、乳化剤など:加工デンプンなど、粘り気を出すなど食品を安定させる材料として

  • 接着剤:段ボールなどの接着や、製紙で利用するのりとして

  • 生分解性プラスチック:石油由来のプラスチックではなく、分解できるプラスチックとして

  • 薬:錠剤として薬をまとめる材料や、オブラートとして


<バイオエタノール(約13%)>

近年増加しているのが、新たなエネルギー源としてのバイオエタノールです。バイオエタノールで利用するのに適した品種改良も、積極的に行われています。

今回は日常生活の中での体感とは少し違い、大量に生産・消費されている「とうもろこし」について、お伝えさせていただきました。体感を大切にしながらも、それだけでは見えない体感の向こう側を知るきっかけになれば幸いです😊

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