「何とかなる」を培う
- 秋山 智美
- 2023年12月23日
- 読了時間: 3分
保けん野菜では、加入者のお子さま向けにオンラインでのやさい研究会を開催しています。いつも食べている野菜を起点に、自由に興味関心をひろげながら学んでいるのですが、その中で少しずつ野菜の栽培にチャレンジをし始めました。今回は、子どもたちと一緒に野菜を育てる“かてい農園”を通じて改めて感じたことを、シェアさせてください。

“かてい農園”について
まず、きっかけとなった“かてい農園”について少しご紹介させてください。冒頭でも少し触れさせていただいたのですが、保けん野菜では加入者のお子さまと一緒に野菜を起点に様々なことを学ぶ、やさい研究会を行っています。普段はオンラインで、お届けした野菜をテーマに、その野菜をじっくり観察したり、畑の様子を知ったり、一緒に調べたりしながら、野菜を起点に自分自身のまわりの世界について一緒に学んでいます。その中で、子どもたちと一緒に野菜を育てることに挑戦し始めています。
初めての栽培はホウレンソウだったのですが、育て始める前にホウレンソウの特徴や育て方を一緒に学び、2ヶ月ほどかけて栽培し、先日、無事収穫をしました🥬
時々忘れることがありながらも、毎日様子を確認して、土の乾き具合を見ながら水を上げる。
一緒に育てている他の子よりも成長が遅い様子を見て、一喜一憂する。それに留まらず、条件が同じこと、違うことを考え、何が成長の差になっているのかを自ら考えて工夫をしてみる。
間引きを小さなホウレンソウを、丁寧にお味噌汁に入れて味わう。
いつも野菜を届けてくれている農家さんへ手紙を書き、栽培したホウレンソウと一緒に届ける。
お届けした野菜を受け取った農家さんからの、とても温かいメッセージを受け取る。
ホウレンソウを栽培する中で、このような経験を重ねていっています。
「野菜を育てる」ことの先
“かてい農園”での栽培を行っている中で、ホウレンソウを一緒に育てているお子さまの保護者の方から、こんなコメントをいただきました。
子どもたち誰もが保育園や小学校で「野菜を育てる」という経験をしていることを考えると、この“かてい農園”を通じて「自転車の乗り方を大人になっても忘れないように、いざとなったら野菜を自分で作れる」という状態になると良いと思いました。
この言葉は、「何とかなる」という感覚を持てるかどうか?が人生においてとても大切だと思っていた私自身の感覚を、少し具現化してくれるものでした。これまで感じたり出会ったりしてきた以下のようなものと重なり、「何とかなる」というのは、「自分で作れる」こと、そして「頼れる人がいる」こと、なのかなと今のところ思っています。
幼い頃から何となく持っていた、何かあっても祖父母のところに行ければ何とかなるという感覚
農家さんで働いている方から感じ、言葉としても伺う、何かあっても生きていけるという感覚
「災害があったときの地域の拠点になる」という使命を感じていらっしゃる農家さんの話
「最低限の住と食を自給出来る能力を身につける体験をする場所」として、阪神大震災をきっかけに自らの手で山小屋を作ってこられた方の話
「自分で作れる」こと、そして「頼れる人がいる」こと、保けん野菜でつくっていきたいものを、子どもたちとのホウレンソウの栽培を通じて再認識することができました。今回きっかけとなった“かてい農園”に限らず、保けん野菜全体を通じてこのような状態を作っていければと思っています😊


