かてい農園の様子をお届けします
- 秋山 智美
- 2024年2月3日
- 読了時間: 4分
更新日:2024年2月3日
保けん野菜では、いつも食べている”野菜”を起点に、自由に興味関心をひろげながら学ぶ場として「やさい研究会」を行っています。その中で、少しずつ自分たちで「育てる」ことにチャレンジし始めています。始めてみて感じたことを、以前のブログ“「何とかなる」を培う”にて共有させていただいたのですが、今回はこのご家庭で野菜を育てる「かてい農園」の様子をお届けさせて下さい🌱

家庭で育てたものを食べる
かてい農園の様子の前に、家庭で育てたものを食べる機会の変化について少しお伝えできればと思います。社会の変化の伴い生産に関わる人や機会が減り、日本において人口に占める農林業に従事する方の割合は2.6%となっています。私の両親が生まれた70年ほど前には約半数が農林業に従事していたことを考えると、改めて変化の大きさ、スピードを感じます。

数字で感じることに加え、親世代から聞く幼い頃の生活についての話からも、それを実感します。野菜は自家用で育てたものを中心に食べていたという話、耕耘や牛乳をいただくために牛を飼っていた話、鶏を飼い卵を産まなくなると自宅で屠殺をしていただいていたという話…。また、数字年末のブログ“お雑煮を通じて家族を感じる”で父の実家のお雑煮に入っていた卵について触れさせていただいたのですが、その後、父や祖母に話を聞く中で、当時自宅で飼育していた鶏の卵が一番身近なたんぱく質だったということを知りました。この時代の生活には戻れませんが、今の時代にあった「家庭で育てたものを食べる」の取り入れ方を、かてい農園でつくっていけたらと思います。
栽培の様子
オンラインで栽培を行うということで、ご家族の皆さんにも多大なご協力をいただいて栽培をしています。
育てる野菜について学ぶ
実際に育て始める前に、育てる野菜について一緒に学びます。最初に育ててみたのはホウレンソウなのですが、種から芽が出るには何が必要か?どんな気候、環境だと良く育つのか、その野菜が生まれた地域に育ちやすい環境のヒントがあることなどを、調べながら学びました。
栽培の準備
栽培に当たっては、種や肥料、栽培用のファイルなどをセットにしたものをお送りします。プランターやベースとなる土、じょうろなどは種まきの日に向けて、ご家庭で準備を進めていただきました。
みんなで一緒に種まきをして栽培をスタート
土の準備が整ったら、やさい研究会の場で一緒に種まきをします。実際に種、土、肥料、水などを触り、手を動かしながらの場ということで、普段のやさい研究会とはまた違った顔つきになります。「もう種まいていいですか?」「●●くんはどこまで進んだ?」「種がどこかにいっちゃった…」、自分のプランターと向き合いながら、様々な会話が飛び交います。種まきを終えたらこれからの日々の栽培についてお伝えし、ご家庭での栽培がスタートします。
ご家庭での栽培・やさい研究会での伝えあい
その後は、土の乾き具合を見ながら水をあげたり、芽が出て早々に強風で倒れかけてしまった様子を見て対策を考えたり、ご家庭で栽培をしていただきます。やさい研究会の場では、それぞれのホウレンソウの様子を伝えあい、違いがあると、何が違いを生んだのかを一緒に考えます。
栽培した野菜を農家さんにお届け
10月に種まきをしたホウレンソウは、途中で間引きをしながら2ヶ月ほどで収穫をし、一部を農家さんへお届けしました。やさい研究会の中で発送の準備を一緒に進めたのですが、子どもたちから「お手紙を入れたい」という声があがり、それぞれの農家さんへのお手紙と一緒にお送りしました。
受け取られた農家さんからは、以下のようなコメントと共に、それぞれのホウレンソウを食べた感想など、とても温かいメッセージをいただきました。
スタッフ一同、「うわ~すごい!」とどよめきました。
素敵なプレゼントが届きました😄とても嬉しいです!お手紙も感激です! さっそく食べさせていただきとても美味しかったです❗
ほうれん草、届きました! 箱を開けた瞬間、なんて可愛い!と顔がほころんでしまいました。 ありがとうございました!
時間をかけて自分で育てる、自分で育てた野菜を自分で食べる、誰かに食べてもらう、食べた方からの声をいただく、そんな経験を通じて、それぞれの中にいつか何かに繋がる大切な感覚が積み重なっていけばと思っています。




















