top of page

私自身が受診をしているがん検診のご紹介

  • 執筆者の写真: 秋山 智美
    秋山 智美
  • 1月25日
  • 読了時間: 5分

更新日:6月15日

私自身、30代半ばまでは、会社の定期健康診断をかろうじて毎年受けていたのと、地方自治体から届く子宮頸がんの検査を数年に一度受ける程度で、健康を過信していたのか、検診への意識がとても薄かったのですが、40歳を超え、知人との会話の中でも健康に関する話題も増え、食事や運動なのど日常生活に加え(意識し切れていないことも多々ありますが…)、数年前から各種検診の内容やタイミングを意識するようになりました。とは言え、網羅的に調べようと思えばればきりが無かったり、検査のための服用や被爆を多くするのは避けたいという思いもあり、現時点ではまずは最低限として、以下のような疾患の早期発見・予防に繋がる、出来るだけダイレクトな検査を受診をし始めました。

  • 死亡人数の多い疾患

  • 血縁者が経験している疾患

そんな中で、早めに受診をしようと思っていたのが大腸内視鏡検査。先日、検査を受けたところ小さなポリープが1つ見つかり切除をしてきました。それぞれの考え方ごとに方針があると思いますが、今回は私自身が最低限、と思い受けている(受け始めた)がん検診をご紹介をさせてください。

恐らく一般的にみると最低限の絞り込んだものになっていること、年齢や既往歴、ご家族の罹患などによりそれぞれ必要なものが異なるものかと思いますので、既に受診されているものを絞るのではなく、受診をされていないもの、受診時にやっていないことがある場合は検討をしてみる、そんなきっかけとなれば幸いです。

日本における主な死因の構成

よく見かける内容かもしれませんが、現在の日本における主な死因の構成は以下の通りです。悪性新生物(がんや肉腫)が最も多く24.3%、次いで心疾患で14.7%、老衰12.1%と続きます。


前述の日本全体の統計では長寿の影響が色濃く出ていますが、性・年齢階層別にみると以下の通りです。


更に悪性新生物(がんや肉腫)の部位別では、男性:肺>大腸>胃>膵臓>前立腺、女性:大腸>肺>膵臓>乳房>胃の順に多くなっています。


厚生労働省が推奨するがん検診

罹患数が多く、検診の効果があり、検診による利益が不利益を上回る、などの観点で、厚生労働省が指針を定め、市町村による検診を推進しているものがこちらです。お住まいの地域で無料や補助を出す形で、行っているものも多いのではないかと思います。


一方で、以下のようながん検診にあたっては、以下のような不利益についても認識しておく必要があると言われています。(以下、厚生労働省「がん検診」を参照)

  • 偽陰性 実際にはがんがあるのに、精密検査が不要と判定されること。がんは発生してから一定の大きさになるまでは発見できないため、適切な間隔で定期的に受け続けることが大切。

  • 偽陽性 実際にはがんが無いのに、がんの疑いあり(精密検査が必要)と判定されること。見逃しを防ぐため、疑いがある人を広く拾い上げ、精密検査を経てがんがある方を診断するため、結果的に不必要な検査などを受けるという可能性がある。

  • 過剰診断 成長スピードが極めて遅いなど、命に別状の無いがんを発見すること。本当に治療が必要ないかどうかの判断が難しく、結果的に不必要な治療を行う可能性がある。

  • 検診や精密検査の偶発症 内視鏡による出血や穿孔(穴が開くこと)、薬剤の誤嚥、放射線被ばくなど、検診や精密検査を通じた合併症のこと。極めてまれなものの、出血や穿孔により死亡に至ることも。


私自身が受診をしているがん検診

これまで厚生労働省が推奨するがん検診を認識していなかったのですが、結果的に概ね重複する内容となっていました。

  • 胃がん

    • 数年に一度の胃内視鏡検査を実施。検診結果を踏まえて、次回受診タイミングを医師に相談。

  • 子宮頸がん

    • 自治体の検診案内が届いたタイミングで、子宮頸部の細胞診を実施。

    • 数年に一度、HPV検査を実施。

  • 肺がん

    • 法定検診や自治体の健康診断にて、概ね毎年、胸部X線検査を実施。

  • 乳がん

    • 自治体の検診案内が届いたタイミングで、マンモグラフィもしくは超音波検査を実施。

  • 大腸がん

    • 数年に一度受診をしている人間ドックにて、便潜血検査を追加。

    • 今年初めて、大腸内視鏡検査を実施。切除したポリープの生検結果を踏まえて、次回のタイミングを要検討。

  • 膵臓がん

    • 数年に一度受診をしている人間ドックにて腹部超音波検査を実施。

    • その際、以下が無いかをよく診て欲しい旨を意志に伝達。

      • 主膵管拡張(通常は1~2mm)

      • 膵嚢胞(膵臓の中にできる水成分などを含んだ袋状のもの)


一部加えている「大腸内視鏡検査」「腹部超音波検査時の医師への声かけ」は、以下のような背景で行っています。

  • 大腸内視鏡検査 便潜血検査よりダイレクトかつ早期に発見・予防をすることに繋がると考えているため。ただし、一般的なポリープががん化するスピード、診察による偶発症のリスクを踏まえ、数年に一度と考えています。

  • 腹部超音波検査時の医師への声かけ 発見が難しいと言われている膵臓がん。色々な個所を見る腹部超音波検査にて、膵臓がんの兆候の見逃しを少しでも減らせるよう、より具体的に見て欲しい部分として伝えるようにしています。

今回、私が切除した大腸のポリープですが、腸内細菌叢(腸内フローラ)の変動が“がん化”に影響しているという研究結果も最近発表されています。加齢と共に必然的に乱れやすくなると言われる腸内細菌叢。早期発見&切除はもちろん、ベースとなる食、運動、睡眠など、日常生活の大切さを痛感しています。

最新記事

すべて表示
コーン期 夏の風物詩 ー野祭ー の会場、のらくら農場さんのご紹介

前回のブログでは、農業を取り巻く環境の様々な変化に伴い希少になりつつある、とうもとこしについてお伝えさせていただきました。今回は、多様な野菜を栽培する中でも野菜単品としては採算が合わなくなっているとうもろこしを意志を持って作り続けている、コーン期 夏の風物詩 ー野祭ー を開催させていただく、のらくら農場さんについて、改めてご紹介させてください。イベント当日、のらくら農場 代表の萩原さんにも顔を出し

 
 
より希少性が増す日本の夏の風物詩、“野菜”としてのとうもろこし

前回は世界で生産が拡大する“穀物”としてのとうもろこしについてお伝えさせていただきましたが、今回は日本の“野菜”としてのとうもろこしについてご紹介させてください。 今後、農業の大規模集約化が加速していくであろう中、私自身が豊かさを感じる多様な野菜を栽培するような農業形態の持続が益々難しくなっていくのではないかと考えています。その中でも栽培の継続難易度が高い野菜の象徴が“とうもろこし”なのではないか

 
 
世界で生産が拡大する“穀物”としてのとうもろこし

私たちに馴染みのあるとうもろこしはスイートコーン(甘味種)と呼ばれる“野菜”として食べるもので、とうもろこしの1%にも満たない生産量です。世界で生産されているとうもろこしのほとんどがデントコーン(馬歯種)と呼ばれる“穀物”としてのとうもろこしで、年々生産量が拡大しています。この“穀物”としてのとうもろこしについて、お伝えさせていただければと思います。 とうもろこしの種類 まずは簡単に、とうもろこし

 
 
bottom of page