秋の干し柿づくりを前に、現在の柿畑の様子をお届けします
- 秋山 智美
- 2025年7月5日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年10月11日
私の祖父母が山梨県南アルプス市の農園で栽培を始め、現在は父が栽培を引き継いでいる渋柿。昨年初めて、干し柿キットとしてお届けをさせていただいたり、オンラインでの干し柿づくりを開催させていただきました。今回は、秋の収穫に向けて生育が進む柿畑の様子を、お届けさせてください。
※昨年のオンライン干し柿づくりの様子はこちら

渋柿とは
柿には大きく分けて甘柿と渋柿があり、フルーツとしてそのまま食べている甘い柿は“甘柿”です。熟れる前の甘柿には、タンニンという渋みを感じる物質が水溶性(水に溶ける)の状態で存在しますが、熟れてタンニンが不溶性(水に溶けない)の状態に変化をします。そのため、熟れた甘柿は渋みを感じません。
一方、渋柿は熟れてもタンニンが水溶性のままで舌の上で溶けるため、渋みを感じます。そのため、渋抜きというタンニンが溶けないようにする処理をする必要があるのですが、その方法として昔から親しまれてきたのが「干し柿」です。
干す以外にも、冷凍をしたり、アルコール(ブランデーを使う方が多いと思います)や炭酸ガスでも渋を抜いて食べることができます。
栽培をしている渋柿の種類
この地域では一般的な「武田柿」を中心に、ごく一部ではありますが「甲州百目」という渋柿を栽培しています。武田柿については調べてもほとんど情報が出て来ず、また栽培をしているのがこの品種ということも、地域の方が言うには…、という少し曖昧な状態です。武田信玄が陣昼食として生産を推奨したという伝承もあるようで、恐らく山梨県でかなり古くから栽培をしてきた品種なのではないか…、と想像しています。
甲州百目の“百目”は、柿が大きく百匁(375g)にもなるということで“百匁柿”から名づけられたとのことです。
柿畑の様子
ゴールデーンウィークの頃に咲いた花が実をつけ、葉の隙間から5㎝ほどの大きさの実が顔を見せています。
この季節、柿畑の土の上を見ると、柿の実がポツポツと落ちています。これは自然落果とう生理現象で、受粉が上手くいかなかった実や、実の付きが多く一つひとつに行き渡る栄養が不足しかねないという場合に、柿が自ら全体最適のために実を落とす自然淘汰です。
現在は青々とした畑ですが、収穫を迎えるころには右側の写真のように、オレンジ一色の畑になっていきます。
あまり馴染みの無い方も多いのではないかと思う干し柿ですが、昨年初めて干し柿を作ってみた、という方からは、「これまで食べたドライフルーツの中で一番美味しかった!」「干し柿づくり、ハマってしまい、今年も作りたい」などのお声もいただきました。
今年も11月頃にお届けを予定しておりますので、ぜひ、干し柿作り、お試しいただけたら嬉しいです。


















