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農家さんの仕事 vol.1

  • 執筆者の写真: 秋山 智美
    秋山 智美
  • 2023年4月29日
  • 読了時間: 4分

更新日:2023年10月28日

先日、子どもやさい研究会の特別会として、のらくら農場(長野県佐久穂町)の芽衣さんにお話しを伺う機会がありました👩🏻‍🌾子どもたちからの「なんの野菜が好きですか?」「なんの野菜の料理が好きですか?同じものを作って食べてみたいです!」「1日にどのくらい畑にいますか?」「なんの野菜を一番たくさん作っていますか?」「育てている野菜が大きくならないけど、どうしたら良いですか?」など、様々な質問にとても丁寧に答えていただく場となりました👧🏻👦🏻

身の回りに目を向けた時に、誰がどうやって作ったのかを知っているものが殆ど見当たらない中、自分が食べる野菜を作ってくれている人と直接話すという経験が、初めて会った大人とオンラインで向き合うという経験が、小さな経験かもしれないですが、いつか子どもたちにとって何かの価値に繋がるものになっていたらと思っています😊


少し前置きが長くなりましたが、今回は、先日の会で芽衣さんから少しお話しいただいた「普段の仕事」について、全体像をざっくりとお伝えできたらと思います。これまでのブログの中で、農家さんを訪問した時の様子を何度かお届けしてました。今後も農家さんの様子をお届けしていくに当たり、それぞれが緩く繋がるきっかけとなる、そんな内容になればと思っています。

農家さんの仕事を大きく分けると、以下のような内容になると思っています。今回は前半の2つ、販売・生産の計画、野菜の生産について、お届けしたいと思います。

  1. 販売・生産の計画

  2. 野菜の生産

  3. 野菜の販売

  4. 野菜の出荷


1.販売・生産の計画

まずは、年間の販売・生産の計画を立てていきます📝

いつどの野菜をどのくらい販売する予定なのか?そのためには、いつ、どの畑で、どの野菜を、どのくらい作るのか?を組み上げていきます。畑の土質、水はけ、風通し、日当たり、最近作った作物、周囲で作っている作物、作業性など、様々なことを考慮しながら、具体的な計画に落とし込みます。

完成した計画に併せて、各畑ごとの肥料の設計をしたり、計画の実行に必要な各種資材(種、肥料、農機具など)の調達をし、販売・生産の準備を整えていきます。


※種を購入されたことがある方は、袋の裏側に記載されている以下のような「栽培歴(こよみ)」を目にしたことがあるかもしれません。かなり単純化していますが、このような暦が野菜の種類(のらくら農場さんでは50種ほど、ないとう農園さんでは200種ほど)×畑の組み合わせで計画されていくようなイメージです。

※栽培地の区分

  • 寒冷地:年平均気温9℃以下の地域

  • 冷涼地:年平均気温9~12℃の地域

  • 温暖地:年平均気温12~15℃の地域

  • 暖 地:年平均気温15~18℃の地域

  • 亜熱帯:年平均気温18℃以上の地域





2.野菜の生産

野菜を栽培していくこの過程が、「農家さん」の仕事のイメージとしてまず思い浮かぶものかと思います。ざっくりですが、どのようなことをしているのか、お伝えできればと思います👩🏻‍🌾


<土づくり(施肥)>

栽培する野菜の性質、土の質や環境に併せて設計をした、堆肥や肥料を畑に撒いていきます。軽トラで何度も運び込むほど多くの量が必要な堆肥は機械を使ったり、少量で良い微量ミネラルは手で撒いたり、農家さんごとに工夫をして土づくりをしています。


<種播き(播種)>

直接畑に種を播く直播と、苗を育ててから畑に定植(植え付け)をするやり方があり、野菜によって使い分けています。根を動かさない方が良い大根やかぶ、多くの葉物野菜は直播をすることが、果菜類(実を食べる野菜)やケールなど、長期間同じ木から多くの野菜を収穫するような野菜は、しっかり苗を育ててから畑に植える(定植)をすることが多いです。


<管理>

病害虫や病気の対策や対処、水やり(潅水)や追加での肥料の投入など、野菜がしっかり育つための管理をします。いくら緻密な計画を立てたとしても、なかなか雨が降らなかったり、台風が来たり、寒波が来たり猛暑だったりと、自然はなかなか思い通りに行きません。日々、野菜を観察しながら、必要な対応をタイムリーに考え実行していきます。

改めて、自然環境というコントロールができないものに向き合っているからこそ、確実にどこかは覆ることになるであろう中で緻密な計画を立て、計画通りにならないことを受け入れ、状況に応じて何とかする、そんな繊細さと力強さが必要な仕事なのではないかと感じました🤔


次回は後半の2つ「野菜の販売」「野菜の出荷」についてお届けできればと思います。

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