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野菜と虫 ~今年の気候と虫の増加~

  • 執筆者の写真: 秋山 智美
    秋山 智美
  • 2023年11月11日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年10月18日

先日、野菜セットをお届けした方から、以下のようなご連絡をいただきました。

今週届いたケールの袋の中に、青虫🐛と緑色のくずのようなものが入っていました。これまで経験がない初めてのことだったのですが、この緑色のものは何でしょうか?🤔

このご連絡をいただいた際、私自身が農家のスタッフとして働いていた時に、天候の都合などで多く発生してしまった虫を取り除きながら出荷をしていたことを思い出し、畑のリアルな様子をお届けしきれていなかったということを再認識いたしました。

今回は改めて、今年の気候と虫の増加状況について、お伝えさせてください。

ケールの袋に青虫と共に入っていた緑色のくずのようなもの

ちょっと気持ち悪いと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは今回ご連絡をいただいた方にお送りいただいた写真を共有させてください。

青虫🐛と共に入っていたということで想像がつく方もいらっしゃるかもしれませんが、これは青虫の糞です。青虫が袋の中に閉じ込められた状態で野菜を食べて排泄をするため、青虫が入ってしまった場合、配送している間に糞をしてしまいます…。また、成虫の状態では目視でもある程度見つけやすいのですが、卵を見逃してしまうと、途中で孵化をして結果として青虫が入ってしまうという場合があります。

基本的にはお届けする際には全て取り除く、というスタンスで対応をいただいているのですが、今回のケースのように見逃してしまうことが極稀に発生してしまうというとを、頭の片隅においておいていただけたら幸いです。


気候の影響による虫の増加

今年は気温が高く雨が少ないというのは、皆さんも体感されているかと思いますが、実はこの暑さと乾燥が、虫の増加に大きく影響をしています。

サンプルとしてないとう農園さん(埼玉県伊奈町)に近いさいたま市の2023年と平年(1991年~2020年平均)の降水量および最高/最低気温のデータを確認してみると、以下の通りです。

また虫の発生状況ですが、病害虫防除所という農作物の病害虫に関する調査や情報提供を行っている機関の調査結果を見ると、例年の数倍もの虫が発生しているのが分かります。


※ケールや白菜などアブラナ科の野菜をよく食べる虫の調査結果(埼玉県病害虫防除所)


先日、ないとう農園の内藤さんからも以下のような状況をお伺いしており、改めてこれまで積み重ねてきた経験を超えた環境の中で栽培をされているのだと感じました。

今年の暑さと雨の少なさはこれまでに経験がなく、種や苗を植えても一晩のうちに虫に食べられてしまい全てやり直すということも。夜の間の気温が下がると虫の活動が弱まるが、日中の暑さだけではなく夜の温度も高かったため、かなり長い期間虫が多く発生している。

このような背景もあり、もしかするとお手元に届いた野菜に虫や虫の糞が入ってしまうことがあるかもしれませんが、その際は、落ち着いて外に逃がすなどご対応いただけたら幸いです🙇🏻‍♀️また、農家さんとしても虫は取り除いた状態でお届けしたいと思っておりますので、もし入っていることがありましたら、お知らせいただけたら幸いです🐛

次回は「野菜」という、そもそも虫などへの強さよりも美味しさを優先して選抜してきた種を育てる農家さんの、虫との向き合い、付き合いについてお伝えできたらと思います。

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