top of page

カブで作るジャック・オー・ランタン

  • 執筆者の写真: 秋山 智美
    秋山 智美
  • 2024年6月8日
  • 読了時間: 3分

6月23日(日)に開催をするカブ主総会では、お越しいただく子どもたちと一緒に、カブでジャク・オー・ランタンを作る予定です🎃もしかするとピンと来ている方もいるかもしれませんが、ハロウィンの風物詩でもあるジャック・オー・ランタンを、今回カブで作ることにした背景をお伝えさせてください。

※カブ主総会の詳細はこちらをご覧ください。

ハロウィンの起源

最近では仮装をする日のようになっている気もしますが、2000年以上も前に古代ケルト人が行っていた祭礼“サフィン祭”が起源と言われています。サフィン祭はケルト暦の1年の変わり目(10月31日に前夜祭、11月1日に祝祭)に行われ、秋の収穫を祝うとともに、悪霊を追い払う行事です。現世と来世の境界が曖昧になり、死者の魂と共に悪霊も戻って来ると考えられており、悪霊にさらわれないように不気味な仮装をしたと言われています。

その後、キリスト教が異教徒の祝日を取り入れたことで、現在に伝わるハロウィンへと変化していったようです。


ジャック・オー・ランタンとは

ハロウィンと聞いて真っ先に思い浮かべるのが、このカボチャをくり抜いたちょっと不気味なランタン、ジャック・オー・ランタンではないかと思います。これはアイルランドやスコットランドに伝わる「けちんぼのジャック」という、こんなケルトの民話に由来すると言われています。

あるところに、ジャックという悪事ばかりを働く若者がいました。ジャックは生前に、自分の命を狙った悪魔と「死んでも地獄に落とさない」という契約を結びます。しかし死後、生前に悪事を働いていたことから天国へ行くことができず、悪魔との契約から地獄へいくこともできず、という状況になってしまいます。行き場を失ったジャックは、とても暗い天国と地獄の間を、“カブ”の中に火を灯し、今も彷徨い続けています。

実はケルトの民話では、かぼちゃではなく“カブ”の中に火を灯したという内容となっており、今でもアイルランドやスコットランドでは、カブをくり抜いて作るそうです。


カブからカボチャへの変化

18世紀後半頃から、アイルランドはジャガイモの栽培が広がっていたのですが、1845年から数年に渡りジャガイモ飢饉と呼ばれるジャガイモの凶作となります。これを機にアイルランドからアメリカに渡る人が増加し、アメリカにハロウィンが広まっていきました。

もともとカブで作っていたジャック・オー・ランタンですが、アメリカではカブよりもカボチャが入手しやすかったため、カボチャで作られるようになっていったと言われているようです。


ということで、ちょっと季節外れではあるのですが、カブ主総会では元の形であるカブのジャック・オー・ランタンを作ってみたいと思います🎃

※アイルランドやスコットランドでは、秋にのらくら農場でも栽培している“ルタバカ”と呼ばれるカブで作ることが多いようです。


最新記事

すべて表示
世界で生産が拡大する“穀物”としてのとうもろこし

私たちに馴染みのあるとうもろこしはスイートコーン(甘味種)と呼ばれる“野菜”として食べるもので、とうもろこしの1%にも満たない生産量です。世界で生産されているとうもろこしのほとんどがデントコーン(馬歯種)と呼ばれる“穀物”としてのとうもろこしで、年々生産量が拡大しています。この“穀物”としてのとうもろこしについて、お伝えさせていただければと思います。 とうもろこしの種類 まずは簡単に、とうもろこし

 
 
古代中米から始まるとうもろこしの歴史

開催まで1ヶ月ほどとなった、今年の「コーン期 夏の風物詩 ー野祭ー」。開催に向けて、今週から何度かに渡り、とうもろこしにまつわるブログをお届けできればと思っています。 初回のとなる今回は、古代マヤ文明やアステカ文明などでは農耕の神様として崇められていた、とうもろこしの歴史を紐解いてみたいと思います。 メキシコ マヤ文明の古代都市カラクルムに残る壁画の一部 (とうもろこしの蒸し物やお粥など、とうもと

 
 
ないとう農園さんの野菜をふんだんに使った、くろねこ庵のおばんざいのご紹介

以前のブログ「おばんざい処「くろねこ庵」ポップアップストアが2日間限定でオープンします」でご紹介をさせていただいた、ゴルゴさんが店主を務めるおばんざい処「くろねこ庵」が、6/26(金)、27(土)の2日間、ポップアップストアをオープンされ、ないとう農園さん(埼玉県伊奈町)の野菜をふんだんに使ったおばんざいを中心にご提供されました。本日は、メニューを決めてそれに必要な野菜を注文するのではなく、普段皆

 
 
bottom of page