『のらくら農場』さんの様子をお届けします
- 秋山 智美
- 2023年4月7日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年10月28日
5月後半からの野菜のお届けスタートに向けて、野菜づくりが進むのらくら農場さん(長野県佐久穂町)。前回は土づくりの様子をお届けしましたが、今回は播種(種まき)の様子を見せていただきました。
播種には、直接畑に種を播く直播と、苗を育ててから畑に定植(植え付け)をするやり方があり、野菜によってやり方を使い分けています。今回見せていただいたのは蕪の直播。根がまっすぐ伸び、根を動かすと割れるなど生育に影響がある野菜のため、直接畑に種を播いていきます🌱その様子の一部を、お届けさせていただきます😊
太陽熱処理
あまり聞きなれない言葉かと思いますが、肥料などを播いた後、畑にビニールマルチというビニールのシートを畑に被せています。まずは、このマルチを剥がす作業からスタートです。
ビニールマルチはタイミングや種類により用途は以下の通り様々なのですが、いずれも太陽の熱の力を使って行うため、太陽熱処理と呼ばれています。
高温にすることでカビの繁殖を防ぎ、納豆菌・放線菌などの良い菌を残すことで、土を柔らかくする
保湿をする/乾燥や豪雨による水分の急激な変化を防ぐ
肥料の分解、溶解を進める/流亡を防ぐ
雑草が生えるのを防ぐ
反射などにより虫が寄りつくのを防ぐ
土の質を向上させるためは勿論のこと、土の中の水分量をコントロールすることで狙った時期に播種ができるようにする、という要素も大きいとのこと。お客様に約束をしたタイミングで美味しい蕪をお届けできるよう、何回にも分けて少しずつ時期をずらして播種をしているのですが、天候により畑の水分量が播種に適した状態になるとは限りません。そのため、このマルチによって畑の水分量をちょうど良い状態にしておき、狙った時期に播種をすることができるようにしています📅

草取り
もう少し気温が高い日が続くと、前述のマルチによって土が高温になり雑草が生えなくなるのですが、この時期のらくら農場さんのある佐久穂町では、まだそこまで気温が上がりません。そのため、マルチを剥がすと小さな雑草の芽が現れます。ほんの小さな芽ではあるのですが、今から播く種との成長競争においては、先んじで芽を出している雑草に軍配が上がってしまうため、この芽を取っていきます👩🏻🌾
土の表面を薄く削るように動かすのですが、この地域では「ガジ」と呼んでいます。

播種
草取りが終わったら、種を播いていきます。畑に溝を作りながら、等間隔に種を播き、土を被せ、土と種が密着するように押し付ける、という作業を器械を使って行います。器械といっても動力は無く、器械を使う人の力加減一つで種の埋まる深さや土との密着度合などが変わってきます。土の状態を見ながら、傾斜のある畑に丁寧に播いていきます🌱
また広い面積に撒くにあたり、少しのズレが全体に大きな影響を与えます。種を播く間隔などの調整を、事前に設計をしたシートを見ながら、念入りに確認をしながら進めます。
防虫・防寒
最後に防虫のためのネットに加え、まだまだ寒さが残り夜には氷点下になることもあるため防寒のための不織布を被せていきます🐛種を播いた畝の端に溝を掘り、風などで外れてしまわないよう、しっかりと土で固定をしていきます。実はこの溝が奥深く、いい溝を掘れるかどうかで、その後の作業効率やネットや不織布の固定具合が大きく変わってきます。スタッフの中には溝を追求し自ら購入&改造した人もいて、改造が功を奏し「いい溝だな~」と作業をしながら代表の萩原さんが漏らすほど。無いものは自分て作っていく、そんな姿勢が野菜づくりにも詰まっているのだろうと思わせてもらうシーンでした😊
<のらくら農場さんの概要>
場所 :長野県南佐久郡佐久穂町
作っているもの:年間50種ほどの野菜
畑の広さ :7haほど(サッカーコート10面分ほど)
働いている方 :萩原さんご夫婦、スタッフを合わせて20名弱













