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農園地🎡開催レポート

執筆者の写真: 秋山 智美
秋山 智美
2024年12月7日
読了時間: 6分

更新日:2025年9月14日

先週末2024年12月1日(日)、皆さんへ野菜をお届けいただいている、ないとう農園さん(埼玉県伊奈町)の畑をお借りして、農園地を開園いたしました。畑での体験というと、農園主の方にご案内いただきながら畑を巡ったり、収穫をさせていただくというのが一般的かもしれませんが、ないとう農園さんの多大なご協力のもと、農園地の中で“自由”にお過ごしいただきました。

今回はそんな農園地の当日の様子をお届けさせてください。

農園地の開催背景🤝

普段子どもたちと過ごしていると、誰かに迷惑がかかる可能性があるから、車が通っていて危ないから、など、様々な理由で「やってはいけない」ということが多くあるのではないかと思います。そして大人も知らずしらずのうちに、衝動や感情に蓋をして、「やらないでおこう」としていることがあるのではないかと思っています。

そんな感性を解き放ち、大人も子どもも自由に遊ぶ、そんな時間を過ごしていただきたいと思い、遊園地のような遊び方が決まったアトラクションは無い、あるのは農地というフィールドと、参加いただく皆さんの自由な感性のみ、という農園地を開催いたしました。


農園地の様子🎡

前述の通り、農園地にはアトラクションはありません。農園地MAPを片手に、自由に遊びます。ないとう農園さんの畑には、それぞれに動物の名前が付けられていて、「カンガルーに行ってみよう!」「ヒヨコはどっち?」など、MAPを見ながら好きな畑に向かいます🗺️


パンダ🐼

真っ先にやったのは、集合場所でもあるパンダの畑でのポップコーンづくり🍿ないとう農園の内藤さんが、ポップコーンメーカーを用意して下さり、子どもたちだけでなく大人も夢中に。普段食べているとうもろこしは「スイートコーン」と呼ばれる糖分が多く柔らかいものですが、ポップコーンづくりには「爆裂種」というでんぷん質が多く皮が固いものを利用します。乾燥したとうもろこしの粒を取り、出来たてのポップコーンをみんなで頬張りました。


コパンダ🐼

パンダの畑の隣にあるコパンダの畑には、人参が育っていました。根っこの部分が土に埋まっているため、人参の色や大きさはぱっと見では分かりません。土から出ている茎・葉っぱを見て大きいものを探しあてたり、オレンジ色の人参を想像していたら抜いてみると黄色い人参が出てきて驚いたり。コパンダの畑には、オレンジ、黄色、紫、白、と色々な種類の人参があり、内藤さんに見分け方を教えてもらいながら、カラフルな人参を収穫しました🥕

洗って食べてみよう!と、生の人参を食べてみると「人参にはまっちゃった~」と言いながらパクパク食べ進める子も。


ワラビー・カンガルー🦘ライオン🦁

少し歩いていくと、ワラビー・カンガルー・ライオンの畑に辿り着きます。ここには、蕪、大根、白菜、菜の花、様々な葉物野菜、収穫を終えたピーマン、茄子、トマトのアーチなどがありました。蕪だけでも、あやめ雪、スワン、赤かぶ、温海かぶと、それぞれの野菜で色々な品種が育っていました。大きな大根や蕪を見つけて、土から引っこ抜く快感を味わったり、収穫を終えて綺麗に咲き誇っている菜の花を根っこごと抜いたり、収穫を終えた茄子畑からまだ食べられそうな茄子を見つけて丸かじりをしたり、からし菜をその場で食べてみたり、虫を見つけて捕まえたり、近くの藪でひっつき虫だらけになったり…。

思い思いに、とはいえ人間の本能なのかやはり収穫がとにかく楽しい様子で、思いっきり収穫をさせていただきました。


この畑では、改めて暑い日が続いたことによる栽培の難しさを感じる光景も。ネットの中で大きく育った白菜が、虫に食べられてしまっていました。最初の生育は順調だったものの、例年であれば気温が下がり虫の活動が停滞してくるタイミングでも暑い日が続き、大きくなった葉にネット越しに卵を産み付けられてしまったのではないかとのこと。

以前のブログ「気温上昇に伴う野菜づくりの変化🌡️」でも記載させていただいた通り、残暑が続く秋の野菜づくりの体系が、大きく変わってきそうです。


ヒヨコ🐤

さつまいもの掘り取りを終えたヒヨコの畑では、宝探しのように畑に残ったさつまいも探しが始まりました。そして徐々に、靴を脱いで楽しそうに遊び始める子が出てくると、子どもはもちろん大人も裸足になる人が続出👣「ふかふかしてる!」「日向はあったかいけど、日陰や中の方はひんやりしている」と、足の裏で土を感じた後、最終的には土の中に埋もれて芋の気持ちになるという遊びに発展していきました。


お気に入りの場所🏵️

最後にお気に入りの場所で写真を撮って、閉園を迎えました📷冒頭の写真がそれなのですが、中には迷いなく「こっち!」とお気に入りの場所を案内してくれる子も。最後に遊んだ場所が印象に残りやすいかな…、という私の安易な想像とは違い、開園後早々に行った菜の花畑の綺麗な様子が心に残っていたとのこと。迷いなく自分の好き、を案内してくれたのがとても印象に残っています。


農薬を使わない栽培だからこそできる体験🌱

最後に内藤さんから、今回の農園地は“有機栽培の畑だからこそできる体験”ということを、改めて教えていただきました。

安全性を担保するために、農薬にはそれぞれ、使える野菜、使えるタイミング(収穫の○日前まで、など)、使える回数や量が細かく定められています。また、散布してすぐに雨が降ってしまうと流れて効き目が無くなってしまうため、使えるタイミングは天気にも左右されます。農薬を利用した栽培(慣行栽培)をしている場合は、栽培に必要な農薬散布のタイミング、もしくは畑で遊ぶことができる日、どちらかに制約がかかってしまいます。また、農薬ごとに使える野菜が決まっており、他の野菜にかかってしまうことがあってはいけないので、1枚の畑で様々な野菜を栽培するということは基本的にはありません。

自由に遊ぶということにご協力して下さるそのベースには、そもそも自由に遊ぶことが出来る畑で野菜づくりをしている、ということがあるということを認識し、改めてとても貴重な体験をさせていただいたと感じています。

もともとは、大人も子どもも自由に遊ぶ、と謳っていたものの、やはり大人は子どもの安全確保もあり自分が思いっきり遊ぶ、という状態になるのは難しかったかもしれません。また当日は畑で遊びながら片手で食べられるワンハンドフードを用意したのですが、準備が遅れてしまいお腹を満たし切れなかった方もいらっしゃったと認識しており、大変申し訳なく思っています。


今後に向けて改善をしながら、ここでしかできない体験、ここだからこそできる体験を、考えていきたいと思います。

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